2013年1月27日日曜日

幼児用ライダー・マスク 1 きっかけ&下地作成編


そもそもの事の始まりは、我家の長女が幼稚園児だった頃、ハロウィーン・パーティー用にと紙製カボチャのランタンを作ったことでした。マーサ・スチュワートのサイトに掲載されていた作り方を真似て紙製のランタンを手作りしました。


作り方は、空気で膨らました風船に細切りに切った新聞紙を水溶きした木工用ボンドを浸したものを貼り付け、ボンドが乾いたところで風船に穴を開け空気を抜くと中空の置物になるというものです。この時は、先々に子供がお面とかいった類の物を欲しがったときに、これの応用で作ってあげれるかなぁ、などと、なんとなく考えてました。
その後、時は流れ、長男が「マッハGoGoGo」に夢中になった時に主人公、三船剛のかぶるヘルメットを作りました。作り方は工作用紙で骨組みを作り、その後は先のランタンと同様に細切りの新聞紙を2~3重に貼付け、最後にポスターカラーで着色をしました。これは今も現存しており、息子は今でも偶に取り出してはかぶってます(流石にサイズ的にかなりキチキチでありますが)。この時は恐れ多くも段ボールでマッハ号も作成しようと遠大な企画をしたのですが、ハンドルをここまで作ったところで別のプロジェクトが発生したので、放棄しました(笑)

三船剛のヘルメットのつもり

制作途中で放棄したマッハ号のハンドルの残骸

はい、で、この別のプロジェクトというのが今回のお題であります「幼児用ライダー・マスク」です。息子が「マッハGoGoGo」に続いて夢中になったのが「昭和の仮面ライダー達」でした。「マッハGoGoGo」、「昭和の仮面ライダー」…なぜ故に古いテレビ番組ばかりというのはツっ込みは横に置いておきまして、実は息子は昭和ライダーの中でも「V3」が一番のお気に入りだったのです。ところが今時V3のベルトなど売ってるわけもなく…そこで嫁の義父が電子部品を組み合わせて作ってくれたのが、自家製のV3のベルトです。

上;義父が作成してくれたV3のベルト
下;同様に1号のベルト

 子供はこれをかなり気に入って遊んでいたので、私はそれに合わせたマスクを作ろうと考えたのが始まりでした。が、マスクどころか、キャラクターものをスクラッチで造形した経験など皆無な私に、V3の額の階段構造を作りあげるほどの気合も、技術も無かったので、いわゆる普通の仮面ライダーでお茶を濁すことにしました。しかも、あくまで先に作ったヘルメットの延長線上、一週間程度で完成の予定のはずでした…

 幼児がかぶって遊ぶことを考えて軽量化、あくまで材料は工作用紙と木工用ボンドです。工作用紙で作ったベースの骨組みにハリボテをしていきます。

軽量化を重視して材料は工作用紙と木工用ボンドです。

スタートの時点ではこのようにシンプルなものです。


 作業を進める内にいろいろ課題が見えてきました。まず仮面ライダーの特徴的なCアイをどのように表現をするか、覗き穴はどうするか、そもそもマスクですから、ヘルメットとは違うので上からかぶるだけでは駄目でなのです…頭部とクラッシャーが一体化している必要があります。手を付けてはみたものの問題が山積みでした。



モデルさんに実際にかぶってもらいフィティング
そんな中でネットで情報を探しているうちに辿りついたのが、「仮面ライダーマスク」「改造人間のブログ」でした。きっとレプリカ・マスク界では超有名なサイト様のはずです。
 いや、これらのサイトを発見した時はほんとに驚きました。目から鱗です。マスクを自作するなんて今まで全く興味が無かったので、こういうことをされている方が、しかもこんなにもハイレベルで。今でこそ「クラッシャー」とか「Cアイ」とかいう言葉を使ってますが、これらのサイトを見つけるまでそのような言葉も知りませんでした(笑)
 で、失礼とは思いながらもこの二つのサイトを含め他の同様なサイト様を探しては舐めるように見比べることで多大な影響とヒントを頂戴しました。ここら辺りから「工作用紙のハリボテ」からより「硬質なマスク」らしいものへ路線変更をすることになります…そして泥沼路線へと突っ走ることになります。

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