幼児用ライダー・マスク 2 パテ盛り～整形〜泥沼編

　一応かぶれる状態のものができたので、ここからパテを盛大に盛っていきます。ただし、この時点でも未だ軽量化に拘っていたので、仕上がりの軽さを重視して木工用パテ(コストも考え)を選択しました。が、それが最後まで大きな問題を引きずることになります。それは強度の問題です。
　そもそもの発想が工作用紙のハリボテ・マスクです。そこへ金属的な質感を求めたことが無謀なことでした。当初の予定ではパテが乾燥したところでヤスリで平面に整え、スプレーで着色すれば、と安易に考えていたのですが、パテが乾燥した後でヤスリをかけてところ…駄目でした、全然駄目です。よく考えれば当り前ですが、裏打ちは木工用ボンドで固めた工作用紙ですから、グッと押さえ込むと直ぐに表面が凹んだり、ヒビが入ってしまいます。
　これはどうしたものかと頭を抱えたのですが、仕方ないので応急措置的に裏側から2mm位の太めの針金で骨組の支えとし、更にプラバンで裏打ち、木工用パテを塗りたくりました。これでもある程度は効果はあるのですが、やはり所詮「紙」は「紙」なのです。



　更には駄目元で、表面が凹んだり、ヒビが入っている部分の木工用パテを一旦削り取り、下地の工作用紙をむき出しにしてから瞬間接着剤を流し込み、ガチガチに固めた上から今度はポリパテを盛り付けました。これでやっとある程度の強度があるマスクの外皮ができあがりました。

　　何とか外皮の強度を出せたことで、やっと何とか先が見えて来ました。